世界最強の無脊椎動物が生息するギアナ高地

世界最強の無脊椎動物が生息するギアナ高地

存在を消す生物

ギアナ高地をトレッキングをしていると至る所に不思議な光景が広がる。

例えばこの写真。

川は透明な水なのに水溜りは赤く変化する。

まるで紅茶のように。

自分の推測だがアマゾン川のように自然の繊維が水に溶けていると思っている。

あるいは岩の成分が溶けてたり。

とにかく不思議である。

この木の写真をみていただきたい。

僕が歩いている時に掴んだ木だ。

写真をよくみると蜘蛛が木に同化している。

思わず驚いてしまった。

そのあと少し間をあけてから写真を撮った。

ガイドのスーシー曰く非常にレアだと。

いいものが見れた。

気持ち悪いが。

最後のトレッキング

次のエリアへ移動。

ここが最後のトレッキングになる。

その時に思い出したことがある。

それは”世界最強の無脊椎動物”のこと。

ここベネズエラのギアナ高地はベネズエラヤママユガが生息する。

触るだけで死に至るこの虫は”暗殺毛虫”と呼ばれている。

虫はとても嫌いだが一度くらいは見たいと思い探しに行く。

ベネズエラヤママユガはこの辺りには多く生息している。

なのでスーシー曰く見つけるのは容易だと。

そう言われると自分の頭上の木にいるんではないのかと警戒してしまった。

同時にトレッキングの恐怖感が増した。

過去にブラジルで大量発生して多くの死者を出した生き物と聞いていたので恐ろしい。

気をつけて山奥を進む。

見つからない

確実に見つけるためには林を入るしかないと言われて覚悟を決めて進む。

見たことの無い虫が至る所にいて怖い。

ただ、その一言に限る。

自然と向き合うのはこういう事なんだと感じた。

しかし、一匹も見ることができず退散。

さっき見つけるのは容易と聞いたのだが、、

木を見続けると不思議な蟻がいた。

面白い巣をつくっていて見たことの無い蟻の種類だ。

どうやらギアナ高地を歩くと生物学者のようにいろんな虫を観察するようになる。

旅のように未知と多く触れ合うのでこれが意外と楽しい。

虫嫌いでもこの場所では虫に対して興味を示すようになる。

そして探していたベネズエラヤママユガを見つけられずトレッキングは終了。

現地に住む人を訪ねる

帰り道。

残念な気持ちでいっぱいだった。

そんな僕の様子をみたスーシーは

“この辺に住んでる人に聞いてみる”

と言ってくれて少し元気が出た。

なのですぐにこの場を離れて現地に住む人のお家を訪ねる。

家族でバーベキューを楽しんでいる中お邪魔させていただいた。

ここにも面白いベネズエラの生き物を見つけた。

とてもあざやかで可愛い鳥がいた。

隣で鳥を焼いてるのに元気にしているので少し複雑な気持ちだった。

鳥を眺めていると横からコーヒーを渡された。

“少しゆっくりしていきなさい”と。

この国は治安が悪いが人の暖かみを感じた。

とてもいい国です。

ここから毛虫の写真が出てきます(閲覧注意)


世界最強の無脊椎動物

コーヒーを飲んでゆっくりしていたら

“おーい、みつけたぞーー!”

という声が聞こえた。

家の裏の木に群れで生息していた。

非常に気持ち悪いが見つけた時は感動した。

これが世界最強の無脊椎動物。

なんとも言えない気持ち悪いさだ。

ドアップで撮ると体全体に針がついている。

これに触れると猛毒が体内に循環して腎不全になり死に至る。

血が止まらなくなるので非常に恐ろしい。

この虫のタチが悪いのは集団で生息していて身を潜めているので目立たない。

足元の草木にいて気が付かずに踏んで死に至る例が多い。

ギアナ高地のトレッキングは注意しましょう。

そして子供達が虫に向かって石を投げ始めたところで退散。

大満足です。


ギアナのリゾート地

最後は国道沿いにあるリゾート地へ。

ここには多くの人が集まり遊泳を楽しんでいる。

その近くには非常に大きな滝がある。

とても迫力があり、最後のエリアにはちょうどいい。

ギアナ高地に何回感動させられたのかわからないくらいだ。

そのくらい感動することが多い。

滝のすぐ近くまで行くと水しぶきでびしょ濡れになる。

イグアスの滝を思い出した。

天気は猛暑日なのでとても気持ちが良かった。

ここで滝修行したらおそらく体は粉々になるだろう。

川の流れが速いので滝壺周辺は遊泳はできません。

これでギアナ高地のツアーは終了。

長い旅のおしまい

帰り道の景色も最高だ。

何度か途中で車を止めてもらって写真を撮った。

ここにいずれは住んでみたいと思ったが、ここは地球最後の秘境。

住むところでは無い。

むしろ住んではいけない場所だ。

この自然がこれから先も姿を変えずに残ってくれることを願います。

また来ます。 ギアナ高地。

そして拠点の街であるサンタエレナに戻った。

泊まってたホテルにはまだレイディー姉妹がいた。

僕の顔の傷を見て非常に驚いてた。

それだけでなくホテルのスタッフ達も。

全員が口を揃えて

“強盗に遭遇したの?”

と言ってくる。

そのくらいこの場所は治安が悪いんだと感じた。

とにかく無事に帰ってこれたので良しとする。

そしてシャワーを浴びてこのあとはゆっくり過ごしました。


アマゾン川とベネズエラの旅カテゴリの最新記事