パレスチナのバンクシーアート巡りと分離壁にから読み取る思い

パレスチナのバンクシーアート巡りと分離壁にから読み取る思い

運休する街

イスラエルパレスチナも周り終わったのでこの日はヨルダンに戻ろうとした。

しかし、この日は土曜日。

金曜の夜から土曜の夜はユダヤの休息日であるため交通機関が止まる。

なので国際バスは休みである。

そのかわりパレスチナにいくローカルバスのみ運行しているのでもう一度パレスチナへ行く。

この日は国境を超えない231番のバスに乗り直接ベツレヘムの街へ。

普段の僕なら同じ街に二回もいかないので何をするか困っていた。

前日にベツレヘムのメインスポットに訪れたので特に用事はない。

とりあえずKFCに行きネットを使って何をするかきめていた。

その時にバンクシーアートについて思い出した。

調べてみるとベツレヘムには4箇所のバンクシーアートがあると。

なので全部見に行くことにする。

バンクシー巡り

降誕教会の道を降りて幸運の女神花を投げる男のイラストがある場所へ。

ベツレヘムの中心地は丘の上にあるため坂をひたすら下ることになる。

道を歩いてる途中至る所で廃墟を見かける。

中心地を離れると徐々に廃れていく。

同じ街に二回訪れるとさらに新しい発見がある。

長期滞在も悪くないと感じた。

ベツレヘムの中心地から20〜30分歩いた通り街の壁にバンクシーアートを発見。

あまりにも普通の壁に書いてあるので最初は気がつかなかった。

この絵に関してはあまり感動はしなかった。

コンセプトや絵に特別な思いを感じ取れなかったので。

ただ金のハートを降り注ぐ女神という感じで捉えていた。

バンクシーの魅力

次の絵はさらに奥に進んだガソリンスタンドの壁にある。

場所がわかりにくかったので見つけるのが大変だった。

おもいっきりガソリンスタンドの中にあるので入るのに少し躊躇ったがウェルカム精神だったので良かった。

遠くから見ても絵の存在感は抜群。

場所は分かりにくいが。

この絵は手榴弾の男を表しており、

手榴弾の代わりに花を投げる絵になっている。

バンクシーの魅力は

“誰でも理解できる奥が深い絵”

だと。

子供でもわかりやすいイラストに一工夫してシンプルかつメッセージが深い。

彼の存在を知ると興味が増していく。

完全に虜になっている。

パレスチナ人との出会い

花を投げる男を見終わって残りは二箇所。

分離壁の近くにあるので中心地へ戻りった。

途中で写真を撮っていたが眺めがいい。

その時にいきなりおじさんに声をかけられた。

声をかけてきたのはここに住むパレスチナ人である。

アパレル店をやっているとのことで暇だから僕に声をかけてきたとのこと。

8カ国話せて日本語も少し分かるのでパレスチナ人の生活について色々と聞いた。

そのあとにその二人の息子二人とも話す。

彼らの名前はチャーリーとムハンマド。

チャーリーの方は僕と年齢が近く日本のアニメについて話していた。

時計もカシオのG-SHOCKをつけていたりと日本が好きとのこと。

なんだかんだ1時間以上立ち話をしていた。

その後チャーリーに

“俺の家に泊まっていけよー!”

と言われたが時間が無いので次に必ず会いに行くと約束した。

再開が楽しみである。

寄り道

分離壁の近くの町はゴーストタウンが多いので散歩をしていた。

子供達がたむろしているくらいである。

先ほどのパレスチナ人の話を聞いて感じたのは自分は幸せ者であると。

行きたい国に自由に行けて、働く事も出来て、誰にも監視されていない。

この事がどんなに幸せなことか。

その反面、心が痛くなった。

チャーリーが4〜5歳だった頃の話。

2002年ごろにイスラエル軍がベツレヘムに乗り込んできて300人ほどの虐殺があったとの事。

それによりパレスチナに住んでいた人達は非常に不満を持っている。

それだけでなくイスラエルは容赦なくパレスチナに対して攻撃を仕掛けてくるので何もできずに時を過ごすだけだと。

彼は“大きな檻の中で死を待つだけ”と言っていた。

日本にも行きたいとのことだがパスポートが作れないとの事。

辛い話を聞くことしかできなかった。

その他の作品

分離壁の近くに戻ってきて残りのバンクシーアートを見に行く。

三つ目は前日にも訪れた防弾チョッキを着た鳩である。

これも平和の象徴である鳩が銃で狙われていて防弾チョッキで平和を維持するというわかりやすく奥深い絵である。

僕はパレスチナのバンクシーアートでこの絵が一番好きだ。

それにしてもバンクシーの絵を見るたびに彼の発想力には惹かれてしまう。

もう一つの絵は建物の中にあり、閉館していたため見れなかった。

なので世界一景色の悪いホテルと言われているThe walled of hotel周辺へ。

その近くにあるバンクシーゲストハウスの柵にあるイラストをみることに。

バンクシーの絵はここだけでなく、アメリカイギリス、パレスチナのガザ地区にもあるとの事。

いずれは制覇してみたいものだ。

分離壁に込められたメッセージ

バンクシーの絵を見終わった後は分離壁をみることに。

ここにある絵は落書きも多いがメッセージが込められたものもある。

主に伝わる思いは二つ。

  • イスラエルに対して不満を掲げているイラスト
  • 二カ国の平和を求めるイラスト

分離壁にいけば熱い想いを見る事ができる。

パレスチナが一番だと主張する絵。

ムスリムの女性が旗を掲げているのが印象的だ。

ムスリムのサッカー選手がイスラエルの国旗をサッカーボールで破壊している。

明らかにイスラエルに不満があるように見える。

サッカーユニフォームがイスラエルカラーなのが気になるが。

イスラエルを捕獲してパレスチナ民が喜ぶ絵。

イスラエルを倒すことで国民が笑顔になると思う人もいる。

絵の製作の考えが一人一人違う事が読み取れる。

何に関してもどれが正しいかはわからない。

お互いが正しいからこそ戦争は起こる。

本当に願うもの

人類は基本的に平和を望んでいる。

それが読み取れるのはこの絵。

右上の絵はおそらくアラブ人とユダヤ人が握手している絵だろう。

傷つけられたものは相互が平和であってほしいと願うだろう。

僕は戦争を知らないがそうなるのが一番かと。

戦車から放たれるのは大きな花。

銃弾よりも花の方がいいだろう。

花は人を笑顔にするから。

イスラエル軍とパレスチナの少女が縄跳びをしている様子。

これは先ほどのバンクシーのレプリカ版のボディチェックをする少女に似ている。

自分を攻撃するイスラエル軍と楽しく遊ぶ絵は心が打たれる。

そして少年がもつ機関銃。

これも戦車同様花が咲く作りになっている。

どちらかというと分離壁に書かれている絵はパレスチナがイスラエルに勝利するよりもお互いの平和を望んでいる。

しかし仮に分離壁がなくなったところで二カ国は仲良くできるのか?

パレスチナ人に対しての人権侵害は酷すぎるものである。

檻の様なイミグレ

そして2日間による観光はおしまい。

帰りは国境を越えてイスラエルに入国する。

陸路での国境越えはいろんな場所でしてきたがここは特別変わっている。

檻のようでありとても厳重である。

ここまで厳重にされている国境は見た事がない。

荷物も全て検査されて不適切だと門が開かない。

常にイスラエル軍が見守っており国境を越えるのに3回ほど門を通る。

あたりには常に機関銃をもったイスラエル軍がいてパレスチナ人をテロリスト扱いしていることを感じる。

入り口にもパレスチナでの命は保証しないとかかれているのでとんでもない差別化を図っている。

パレスチナを知った後

この地に降り立つまではパレスチナイスラエルについて何も知らなかった。

逆にここに降り立ったお陰で三つの宗教についてやユダヤ人やアラブ人について知る事ができた。

それだけでなくパレスチナ人の生活やイスラエルの歴史なども理解できた。

まだまだ知らない事だらけだがこれから先も色んなことを知っていきたいと思った。

僕自身は何もできないけど知らないよりかは知っていた方がいい。

そうすればマスコミの偏見報道にも惑わされないので。

知らないことは損である。

イスラエルのベツレヘムに帰った後は3泊していたホテルを出て違うホテルへ泊まった。

そこに日本人の学生がいて色々と話した。

海外を旅する日本人は全体的に見てあまり多くないですし、ましてやイスラエルに行く人はもっと少ない。

当然話していていいことをたくさん聞けた。

海外に出ることはメリットが多い。

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